安倍総理の1日 平成19(2007)年 8月

8月1日
 官邸で東ティモール国際平和協力隊の代表から出国に際しての表敬訪問。

8月5日
 広島市、市内ホテルで被爆者団体の代表者と懇談。
「原爆が投下されてから、廃墟と化した広島を再建するために、絶え間ない努力をされて見事に復興されたことに対して、心から敬意を表したいと思います。この原爆の悲惨さ、惨禍をしっかりと胸に刻みつけながら、次の世代へとしっかりと語り継いでいくことが我々の責任であります。日本は唯一の被爆国として、核の廃絶に、そして恒久平和にむけて、その役割を果たしていくことを誓いたいと思います。」
「被爆の被害に苦しむ方々に対して、保健・医療・福祉など総合的な面からしっかりとした対策を充実させていかなければならないと思います。」と述べるとともに、原爆症認定のあり方について、専門家のもとに見直しの検討を行うことを表明。

8月6日
 広島市中区の平和記念公園で開催された原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に参列。
「私は、犠牲者の御霊と広島市民の皆様の前で、広島、長崎の悲劇を再び繰り返してはならないとの決意をより一層強固なものとしました。今後とも、憲法の規定を遵守し、国際平和を誠実に希求し、非核三原則を堅持していくことを改めてお誓い申し上げます。また、国連総会への核軍縮決議案の提出などを通じて、国際社会の先頭に立ち、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向け、全力で取り組んでまいります。」

8月7日
 官邸で、第4回アフリカ開発会議『TICAD IV』関係閣僚会議の第1回会合。
「『TICAD IV』では今後5年10年を見据えたアフリカ開発の今後の方向性を打ち出したい。そして我が国としてアフリカ開発についてのイニシアチブを発表すると共に、そこで得られた成果を北海道洞爺湖サミットに有機的につなげるべきであるとの問題意識を持っています。政府一体となって、更に民間の知見を活用しつつ、日本のイニシアチブをしっかり打ち出せるよう、関係閣僚で議論を交わして頂きたい。」
 官邸で、「イノベーションでかなえる2025年の夢」で受賞した小学生の表敬。
「ライト兄弟も空を飛びたいという子供の時からの夢を実現しました。皆さん、『世の中を本当に良くしたい』『地球をきれいにしたい』『困っている人を助けたい』というような、人のために何か役に立つことをしたいという気持ちから夢を語ってくれました。私は本当に心強く思いました。どうか皆さんも、将来まで夢を持ち続けて、夢を実現するためにがんばってほしいと思います。」

8月8日
 官邸で、レソト王国のパカリタ・モシシリ首相と首脳会談。
 官邸で、インドネシアやマレーシア、イラク、ニジェールなど世界18カ国で、津波や震災、病気、紛争などで親を亡くした遺児70名余りの表敬。

8月9日
 長崎市平和公園で開催された「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に参列。

8月10日
 官邸で、「第2回ものづくり日本大賞」内閣総理大臣表彰。

8月15日
 北の丸公園の日本武道館、「全国戦没者追悼式」に参列。
「先の大戦では、300万余の方々が、祖国を思い、家族を案じつつ戦場に倒れ、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遠い異境の地に亡くなりました。また、我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します。」

8月16日
 新潟女将の会の飯田美紀子会長や新潟県観光協会の高橋正会長の表敬、新潟県の特産物(十全茄子、茶豆、お米、日本酒)の安全性を紹介。
「この風評被害については、政府としても政府広報で安全だということを広報して行きたい。」

8月19日-21日
インドネシア・インド・マレーシア訪問(インドネシア共和国)

8月19日
 インドネシア共和国の首都ジャカルタに到着。

8月20日
 大統領宮殿で歓迎式典が行われ、その後、スシロ・バンバン・ユドヨノ大統領と首脳会談。
「経済連携協定」及び温暖化防止への協力強化を柱とした「気候変動、環境及びエネルギー問題についての協力の強化に関する共同声明」に署名。
 ユスフ・カッラ副大統領の表敬に続いて、日本・インドネシアビジネスフォーラムにユドヨノ大統領と出席して挨拶。
 ジャカルタ市内のホテルでインドネシアの政財界や学界の代表に対して、今後の東南アジアの外交方針となる政策スピーチ。
 昭恵夫人とともにユドヨノ大統領主催の晩餐会に出席。

8月21日
 日本への留学経験者等との懇談会に出席、その後、カリバタ英雄墓地での献花。
 インドの首都ニューデリーに到着後、同行している御手洗日本経団連会長など両国の経済ミッション団員の表敬、インドのマンモハン・シン首相とともに。その後、印日友好団体歓迎会に出席後、日印双方の大学が参加して行われた日印学長懇談会へ出席。

8月22日
 大統領官邸で歓迎式典後、ラージ・ガートで献花。
 インドの国会において、「二つの海の交わり」と題した政策演説を行い、日印の歴史的紐帯を振り返ると共に、東アジアと南アジアが融合する「拡大アジア」において、日印両国が協力して要の役割を果たしていくべきと演説。
 プラティバ・デヴィシン・パティル大統領を表敬し、プラナーブ・ムカジー外相の表敬を受けた。
 シン首相と日印首脳会談、新次元における戦略的グローバル・パートナーシップのロードマップに関する共同声明を発表、環境とエネルギーに関する別個の共同声明に署名、共同記者会見、昭恵夫人とともにシン首相主催の晩餐会に出席。

8月23日
 コルカタに移動、印日文化センター開会式に出席、極東国際軍事裁判の判事だった故ラダ・ビノード・パール判事の長男、プロシャント・パール氏と懇談。インドの詩人タゴールの生家のタゴール・ハウスやチャンドラ・ボース記念館を視察。

8月24日
 マレーシア首相府において歓迎、アブドゥラ・アフマッド・バダウィ首相と首脳会談。「変わらぬ友情と広範なパートナーシップ〜共通の未来に向けて」と題する共同声明に署名。
 今回の訪問に合わせて当地を訪問中の経済ミッションの代表者との懇談・レセプション。
 昭恵夫人と共にミザン・ザイナル・アビディン第13代国王・王妃に拝謁し、その後、今回の3ヶ国訪問を総括する内外記者会見を行い、アブドゥラ首相主催の晩餐会に出席。

8月25日
 日本への留学経験者等との懇談会に出席。
 羽田空港に到着。

8月27日
 政権発足後初の内閣改造。午後の臨時閣議で現閣僚の辞表を取りまとめた後、公明党の太田代表と与党党首会談を行い、午後4時過ぎに与謝野新内閣官房長官が閣僚名簿を発表。
 夜、新閣僚に対する宮中での認証式を終えて総理大臣官邸に戻り、記者会見。
「国民の声を真摯に受けとめ、美しい国づくり、新しい国づくりを、そして改革を再スタートさせるために、本日内閣の改造を行いました。」
「失われた信頼を再び政治に、そして行政に取り戻すために新しい内閣のメンバーによって全力を尽くし、成果をあげていきたい」
「我々は堂々と議論を展開しながら、主張すべき点は主張しながら、野党の声にも耳を傾け、建設的な議論を行っていかなければいけない」
 補職辞令を交付して初閣議を開催、記念撮影。

8月28日
 「故宮澤喜一」内閣・自由民主党合同葬儀。

8月29日
 臨時閣議において、安倍改造内閣の副大臣が決定。
 総理大臣官邸に参集した新副大臣とともに宮中における認証式に出席後、官邸に戻り、与謝野官房長官らとともに記念撮影を行い、初副大臣会議に出席。
「新内閣においては、政治や行政に対する国民の信頼を取り戻すことはもとより、戦後長きにわたり続いてきた諸制度を大胆に見直すとともに、国民の対話を重視して、改革の影の部分にきちんと光を当てることが必要であると考えています。」

8月29日
 官邸で、ドイツ連邦共和国のアンゲラ・メルケル首相と首脳会談。
「今年の日本は大変暑かったのですが、今日は今までと比べれば涼しい日になったと思います。気候変動問題に積極的に取り組んでおられるメルケル首相が、この涼しさを持ってきていただいたのではと思います。」

8月30日
 臨時閣議において、前の日に行った副大臣の決定に続いて安倍内閣の大臣政務官が決定。
総理大臣官邸に参集した新大臣政務官に安倍総理が辞令交付。
与謝野官房長官らとともに記念撮影、初大臣政務官会合。

◀平成19(2007)年7月  平成19(2007)年9月▶

タイトルとURLをコピーしました